天之作曲集≪季節≫ 完成に添えて②
また明日
クリスマスツリーのイルミネーションをイメージして作った曲。電飾の煌びやかさと暖房の温かみ、夜風の冷たさを詰め込んだ曲。コンセプトは以下の通り。
クリスマスの夜、公園のイルミネーション、夜風はどんなひとにも~恋人・家族・独り身…~それぞれに等しく寒々と吹く
余談ではありますが、悪友のkunu1204のお気に入り曲らしいです。
雪の道
冬という季節の厳しさを主題として、同時にその中にも温かさがあるのだ、という意図を込めて作りました。冬の厳しさは高校受験の失敗を思い出しながら表現しました。我ながら良い出来です。この曲が初めて変拍子に挑戦した曲となりました。キーワードは以下。
雪の道、田舎道、線路、上京、郷愁
また慌ただしく春が来る
春という季節は、結局新生活のおかげで忙しさをもたらすだけなのだ、という穿った感性の元で書いた曲です。本心のうちには、それでもこの先の1年の間に何か予想もしないようなことが起こるのではないか、という淡い期待を孕んでいるかもしれません。イメージは以下のワード。
春、慌ただしさ、陽気
ちなみに、a flood of circleの春の嵐という曲の歌詞が、まさに自分のテーマに合致していたのでお気に入りの曲です。
ユーラス
欧州では、春から初夏の時期に東から吹く風のことをユーラスとかいうらしいです(ソース不明)。これは、そんな地中海沿岸の温暖な地域の風景を思い浮かべて作った曲です。また、BBCのドラマ版Sharlock Holmes のメインテーマ曲に感銘を受けて、だいぶそれに寄せた曲調になってるかもしれないです。テーマは以下。
春風≒東風、地中海、教会、緑
fall, full, enough
友人がEDMっぽい曲を書いてくれ、と言ったので、自分なりにEDMのリズムを思い浮かべて作った曲です。もう少しそっちの方の音楽性も勉強すべきだと考えさせるいい機会でした。テーマは以下。
食欲の秋、暖かさ、ジャンクフード
永久凍土
氷の冷たさをピアノとグロッケンの高音で表現した一曲です。氷で覆われた自然風景の神秘を伝えるために、謎の響きがするシンセサイザーの音をバッキングに入れました。コーラスみたいになったので満足です。かなり他からの影響を受けた曲で、原神の雪山エリアがもろにモデルとなっていて、尚且つ、moonlike smile という同作品内BGMと同じ転調の仕方をしています。
雪山、氷、寒さ、寂しさ
おわりに
ほぼ2年くらいダラダラと続けていた季節がテーマの作曲は、這般の12曲で完遂ということになります。振り返ってみるとバンドでやるためのロック調の曲を作るにあたって、ここで得た技法が幾らか役に立っているなと感じます。何事もいつかどこかで役に立つのだなと感じました。
さて、作曲集≪季節≫の次は、作曲集≪ハードロック≫のプロジェクトを開始しようと思います。こちらは最早、本業のようなものなのでとりあえずアイデアの浮かぶまま、適当にやっていきます。引き続きよろしくお願いします。
天之
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