a flood of circleのLIVE初参加@恵比寿LIQUIDROOM

遅ればせながら… 

 a flood of circleを知ってから4年(多分)経ったのに、まだLIVEに足を運んだことがなかったと気がついた。ファン4年目にしてようやく初めてのフラッドのLIVE。もう結論言うけど、最高だった。終始、佐々木亮介の哲学というべきか、人生の足跡というべきか、とにかく、積み重ねた情熱と、更にこれから先もずっとやっていくかんな、という意気込み的なものを見られた気がした。 


「好きにやれ」

  LIVEで踊ったり一緒に歌ったりするのがあんまり好きじゃない。だけど、「お前ら好きに聴いてくれ、俺たちも好きに演るから」というスタンスがファンの間にも浸透している気がして、個々がLIVEを楽しんでいるのが本当によく感じられた。おかげで自分も「個」として最大限に楽しむことができた。


「大声で呼ぶ気持ち良さ」

  観客からのCallに対しての佐々木亮介の言葉。「人の名前を大声で呼ぶことってあんまりないよな」と。たしかに。自分は、特に初対面とか距離が遠い人の場合、人の名前呼ぶのすらちょっと恥ずかしいと思ってる。当然、LIVEを見に来ても憧れのミュージシャンの名前を叫ぶことなんてできない。でも親しい友達の名前は呼べる。呼びまくれる。テセウスの船のパラドックスの本質は、名前が存在を規定しているということだから、名前こそが物事を存在として成立させるはずだ。親しい人の名前をこそ呼べることに合点がいった。


「分かんなさに怯えてるのを大声を出して誤魔化してきた」

  世の中の大半のことは複雑すぎて分からない。自分のやりたいことも、正直100%は分かっていない。だけど、好きなことには全力で取り組む姿勢は偽れない筈だ。自分の物事の分かんなさを、やっぱり大声(虚飾)で塗り潰して誤魔化している。これは佐々木亮介だけでなく、そして自分だけでなく、皆感じていることなんじゃないかなーと思った。 


 天之

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